開発への想い
日本ではシカによる農作物の被害が問題となっており、問題を解決するためにはシカを駆除しなければいけません。
現在、全国でシカの駆除やシカ肉の活用が進みつつありますが、「シカをできる限り苦しませずに狩猟する」というような動物福祉の理念に基づいた狩猟についてはあまりよく知られていません。
シカを駆除する際、罠に仕掛けて捕獲することが多く、罠に仕掛けられている間、シカは逃れようと暴れ続けます。
捕獲時の外見ではあまり傷がないように見えても、解剖すると全身が内出血により真っ赤になっていることも珍しくありません。
駆除の効率や人手不足、捕獲する環境にも影響されるため、現状、罠での捕獲も必要不可欠です。
一方で、ただシカを駆除してお肉にし、人や動物の食べ物として活用するだけで十分とは言えません。
できる限り鹿にストレスのかからないよう狩猟する、といった動物福祉の概念(アニマルウェルフェア)も必要だと考えています。
私たちはわんちゃんねこちゃん用の鹿肉フードを開発するにあたって、国内外で動物福祉の研究をしている獣医師たちとも話し合い、同じ想いで活躍されている一流のハンターさんと出会うことができました。
狩猟と動物福祉は矛盾しているように思えますが、動物を苦しみなく仕留めることを最優先とした動物福祉の理念にもとづく狩猟は、鹿の苦しみを減らし、よりおいしいお肉となって次の命へと繋がっていきます。
「だから、新鮮。だから、おいしい。」
このことを少しでも多くの方に知っていただき、たくさんのわんちゃんねこちゃんへと命を繋げていきたいと考えています。
PAKUPAKU SHIKAJIKA(パクパクシカジカ)は、農作物被害をもたらすシカを駆除して活用するだけでなく、さらに一歩先、「動物福祉の理念のもとおこなわれる狩猟が主流になる」、そんな世界を目指して活動してまいります。